お祭り、マルシェ、グルメイベント、音楽フェスなどへ飲食出店するとき、「営業許可って必要?」「店舗の営業許可があれば出られる?」「テントとキッチンカーでは違う?」「LPガスを使う場合は?」など、分かりにくいことが多くあります。
イベント出店では、主催者から出店OKをもらっただけで、すべての行政手続きが完了するとは限りません。
結論|まずメニューと調理方法を決める
最初に、何を販売するか、そして、どこで・どう調理するかを整理します。例えば次のような点です。
- 材料をどこで仕込むか
- 会場で何をするか
- 食材をどう保冷するか
- 手洗い設備
- 加熱方法
販売メニュー・調理工程・営業形態を整理してから、開催地を管轄する保健所へ相談してください。
1日イベントでも自己判断しない
1日だけだから許可不要とは限りません。テント・露店などでも、販売内容によって営業許可・届出等が必要になる場合があります。
店舗の営業許可があっても確認する
店舗とは別のイベント会場で営業する場合、店舗の営業許可だけでそのまま出店できるとは限りません。開催地側へ確認してください。
保健所へ相談するときに準備する情報
イベント
- イベント名
- 開催日
- 開催場所
- 主催者
販売
- メニュー
- 飲料
- アルコール
調理
- 仕込み場所
- 会場で行う作業
- 加熱方法
- 食材保存方法
設備
- テント
- 手洗い
- 給水
- 排水
- 冷蔵・保冷
- 火気
テント営業では調理工程が制限される場合がある
自治体によって、露店・臨時営業等で行える調理工程に条件があります。会場で、切る・仕込む・下処理する・盛り付ける などをどこまでできるか自己判断しないでください。
仕込み場所
家庭のキッチンで自由に仕込めるとは限りません。どこで何を仕込むかを確認します。
手洗い・給水
食材保冷
食品衛生責任者・衛生管理
食品衛生責任者は営業形態に応じて必要性を確認します。早めに保健所へ相談してください。
HACCPに沿った衛生管理
食品を扱う事業者では衛生管理への対応も必要です。イベントだから不要と判断せず、自分の営業形態に必要な対応を確認してください。
キッチンカー
キッチンカーの許可を持っていても、全国どこでも営業できるとは限りません。出店予定地域で現在の許可が有効か確認してください。
火気・消防
LPガス・鉄板・フライヤー・発電機などを使用する場合は、火気使用・消火器・ガスボンベ固定・配置・可燃物との距離などについて主催者・消防の規定を確認してください。
公園・道路・公共施設
会場そのものについて別の使用許可等が関係する場合があります。主催者側で手続きしている場合もあるので、出店者が個別に何をする必要があるか確認してください。
アルコール
提供方法・販売方法によって扱いが異なる場合があります。事前に確認してください。
主催者独自ルール
行政上の条件だけではなく、次のような主催者独自の条件も守る必要があります。
- テントサイズ
- テント色
- 防炎
- ウェイト
- 消火器
- LPガス
- 発電機
- 電源容量
- ゴミ
- 搬入時間
機材を買う前に確認する
おすすめの順番は、販売商品を決める → 募集要項確認 → 保健所等へ相談 → 必要設備を確認 → 機材購入 です。
初めての飲食出店|確認する順番
- 1. 販売メニューを決める
- 2. 仕込み場所・調理工程を決める
- 3. 募集要項を確認
- 4. 開催地の保健所へ相談
- 5. 必要な許可・届出・設備を確認
- 6. 火気を使う場合は消防関係を確認
- 7. テント・調理・冷蔵・電源設備を準備
- 8. 主催者へ必要書類を提出
- 9. 本番前に再確認
よくある質問
1日だけでも許可は必要?
販売する食品・調理方法・地域等で異なります。保健所へ確認してください。
店舗の営業許可があればイベントに出られる?
店舗の許可が別会場のテント営業等でそのまま使えるとは限りません。
キッチンカーなら全国で営業できる?
許可の有効範囲を確認してください。
主催者から出店OKなら営業できる?
食品衛生・消防等の別手続きが必要な場合があります。
まとめ
まず、何を売るか → どこで仕込むか → 会場で何をするか → どんな設備を使うか を整理します。その上で、主催者+開催地の保健所+必要に応じて消防等へ確認してください。
