出店を何回か続けると、ある日ふと気づきます。家が、出店の道具で埋まっている。
3m×3mのテント、ウェイト、折りたたみ作業台、のぼり、看板、容器のストック、売れ残った在庫。どれも1つずつは大きくないのに、まとめると相当な体積になります。この記事では、置き場所をどうするかを整理します。
まず、買わない・持たない方法から
置き場所を増やす前に、持つ量を減らせないかを先に考えてください。そのほうが、たいていの人にとって現実的です。
会場で借りられるものは借りる
主催者がテントや長机を貸してくれるイベントがあります。募集要項の「貸出品」の欄を確認してください。毎回自前で持っていく前提になっていると、実は借りられたのに気づいていない、ということが起こります。
借りられる機材は買わない
発電機、冷凍庫、什器。年に数回しか使わないものは、レンタルという選択肢があります。詳しくは電源・発電機の記事にまとめてあります。
消耗品は買いだめしない
容器や包材は、まとめ買いすると単価が下がります。ただし置き場所という別のコストがかかります。単価が下がった分と、置き場所に払う分。どちらが大きいかは、実際に計算してみてください。
容器・包材の選び方は、容器・包材の記事にまとめてあります。
車に積みっぱなしにする
出店の頻度が高いなら、これがいちばん手間がありません。ただし注意点があります。
- 夏の車内は高温になります。容器や食品は傷みます
- 盗難のリスクがあります
- カセットボンベなど、車内に置いてはいけないものがあります
それでも置き場所が足りないとき
家の中を再配置する
まず試す価値があります。テントとウェイトさえ動かせれば、残りは意外と収まることがあります。縦に積める棚を入れる、押入れの奥行きを使う、といった工夫で片づく範囲なら、それがいちばん安上がりです。
実家や親族の家を借りる
現実的な選択肢です。ただし、後々もめる原因にもなります。いつまで置くのかを、最初に決めておいてください。
トランクルームを借りる
月額の費用がかかりますが、次のような場合は検討する価値があります。
- 出店が月に何度もあり、機材が増え続けている
- テントや作業台を家に置けない
- 在庫を抱える業態で、季節ごとに入れ替えが必要
- 自宅とは別に、事業用の保管場所が必要になった
屋外型(コンテナ)と屋内型があります。車を横付けできる屋外型のほうが、機材の出し入れは楽です。テントや作業台のような大きくて重いものを運ぶなら、この差は大きく効きます。一方、屋内型は空調があるものが多く、温度変化に弱いものを置くならこちらです。
契約する前に確認すること
置きたいものが、そこに置けるかどうかは事業者によって違います。必ず契約前に確認してください。
- ガソリン、カセットボンベなどの燃料(多くの場合は不可です)
- 食品や食材
- 温度・湿度の管理(夏場に何度まで上がるか)
- 出し入れできる時間帯(24時間か、日中だけか)
- 車を横付けできるか
- 火災や盗難の補償はどうなっているか
とくに燃料は、置けないことが多いと考えておいてください。発電機を持っているなら、燃料だけ別の扱いが必要になります。
ハローストレージ(トランクルーム)
PR全国で展開しているトランクルームです。屋外型(コンテナ)と屋内型があり、屋外型は車を部屋の前に横付けできる物件があります。テントや作業台のような大きい機材を出し入れするなら、この点が効きます。
- ✓屋外型なら車を横付けできる物件がある(一部を除く)
- ✓屋内型は空調設備のある物件が多い
- ✓Web申込に24時間対応
注意:ガソリンやカセットボンベなどの燃料、食品の保管可否は、物件や規約によって異なります。多くの場合、燃料は保管できません。料金・サイズ・空調の有無も物件ごとに違います。申込後に審査があります。詳しい条件は公式サイトで確認してください。
広告
費用は経費になります
事業のために借りているなら、賃料は経費として扱えるのが一般的です。プライベートの荷物と混ぜて使う場合は、按分が必要になります。
経費の考え方は、確定申告の記事にまとめてあります。
保管でいちばん傷むもの
置き場所が決まっても、置き方で傷みます。
テント
濡れたまま畳んでしまうのが、いちばんの原因です。雨の日の撤収でそのまま袋に入れると、次に開いたときにカビています。帰宅後に一度広げて乾かす。それだけで寿命が変わります。
テントの選び方と扱いは、テント・設営用品の記事にまとめてあります。
のぼり・横断幕
折り目がつくと、当日そのまま出ます。巻いて保管できるなら、そのほうがきれいです。
容器・包材
湿気と直射日光に弱いものがあります。紙製の容器は、湿気を吸うと形が崩れます。
電池・バッテリー
モバイルバッテリーや電池は、高温の場所に置かないでください。車内に置きっぱなしにしないこと。
まとめ
- 置き場所を増やす前に、持つ量を減らせないかを先に考える
- 会場の貸出品、レンタル、買いだめの見直しで減ることがある
- 車に積みっぱなしは楽だが、夏の高温と盗難、燃料の扱いに注意
- 家に収まらないならトランクルームという選択肢がある。機材の出し入れなら、車を横付けできる屋外型が楽
- 契約前に、燃料と食品が置けるかを必ず確認する
- 事業で使うなら、賃料は経費として扱えるのが一般的
何を買うかは、持ち物チェックリストの記事にまとめてあります。
出店にかかる費用の全体像は、業態別の費用の記事をどうぞ。
